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基調講演(1) ... 1日目(6/11) 12:45-14:00
講演題目:産学官が連携したDX人材育成に向けた様々なアプローチ ~生成系AIの活用とサイバーセキュリティの観点から~
講演者:野上 保之 教授(岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域)
司会:門田 暁人 (岡山大学)
概要:
XXXtechやDX推進という言葉が、生成系AIの登場とDeepSeekの出現で一気に古びた用語になりつつある。にもかかわらず、関連する技術・サービスのトレンドは目まぐるしく変わっており、まさにその激動の荒波を上手に乗りこなす必要のある産業界の現場と、アカデミアを象徴とする比較的に普遍的な事柄を教授する現場とでは、その乖離が一層と顕在化してきている。地方創生など官からの支援を上手に活用してコスト的なリスクを様々に低減しつつ、いかにしてこれに対応できる若手人材・リカレント人材を育成するかが急務である。そのようなドタバタ劇の中で盲点になりやすいセキュリティの視点も踏まえながら、岡山大学として推進する産学官の連携の事例を紹介したい。
基調講演(2) ... 2日目(6/12) 11:30-12:45
講演題目:北大発ベンチャーAWL/エッジAI技術の社会実装: グローバルメンバーとともに、小売から多領域への事業拡大
講演者:土田 美那氏(AWL株式会社 上席執行役員CHRO 新規事業開発担当)
司会:小笠原 秀人 (千葉工業大学)
概要:
AI技術は急速に進化し、私たちの生活や産業に深く浸透しています。特にエッジAIは、クラウドを介さずにデバイス上でAIモデルを実行する革新的な技術であり、セキュリティの向上や通信の安定性など、多くの利点をもたらします。
AWL株式会社は、「More than your eyes can see - 人の目を超えてリアル空間をデータ化する」ことをミッションに掲げ、社会課題の解決を目指しています。最先端のエッジAI映像解析技術を活用し、リテール業界を中心にIoT導入実績を積み重ねてきました。
この講演では、現場最前線の動向や今後の展望について詳しくご紹介します。また、AWLの企業カルチャーであるグローバルチームでの研究開発、事業開発の推進についてもお話しします。本講演を通じて、エッジAIの多様な産業への実用的な応用と将来の発展可能性について議論できることを期待します。
基調講演(3) ... 3日目(6/13) 13:30-14:45
講演題目:未来を創造するDXとは~ビジョン起点の組織変革とイノベーション共創~
講演者:藤原 加奈氏(株式会社フジワラテクノアート 代表取締役副社長)
司会:中本 幸一 (ノートルダム清心女子大学)
概要:
創業90年を超える醸造食品機械メーカーであるフジワラテクノアートは、2050年の未来を見据えたビジョンを掲げDXを推進してきました。従来の紙やExcel中心の業務から脱却し、3年間で21のシステム・ツールを導入。全社横断のDX推進委員会を設置し、社員自らがデジタル人財として成長する体制を構築しました。経営戦略と連動したDXの取り組みを評価いただき、外部からも注目されるようになっています。本講演ではビジョンを軸にしたDXの具体的な進め方と、そこから生まれた組織変革、未来を創造するDXの姿をご紹介します。
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