SS2019 申込者数,投稿数と採択数
■申込者数 :154名■論文投稿数/採択数:26
<内訳>
研究論文:13
Future Presentation:3
経験論文:4
事例報告:6
SS2019 ご参加のお礼
SS2019 参加者のみなさまへ
実行委員長の富松です。
6/5(水)~6/7(金)の3日間、全国から150名を超える方々に参加頂き、多くの論文発表とワーキンググループ、チュートリアル、キーノート、そして情報交換会のすべてプログラムを価値ある素晴らしい時間としてみなさまと共有出来ました。
いつものようにSSの主役は、参加し意見交換されるみなさまですが、ご参加の方々への感謝とともに、そういう場を作って頂いた論文投稿者のみなさま、査読とコメントを頂いたプログラム委員のみなさま、ワーキングの準備と運営をして頂いたワーキングリーダのみなさま、チュートリアルの先生方、ソフトウェア工学、歴史と復興と未来、数学と哲学の3つの分野のキーノートの先生方へ心から感謝致します。
また、ワーキング開催後の会議室の後片付けも参加のみなさまのご協力でスムーズに行うことが出来ました。
前回2006年の熊本での開催では、幹事の岸田さんの提案で、はじめてワーキンググループを試みました。しばらくの間のワーキンググループは、1つまたは複数のキーワードでテーマを設定したもので、現在のように、テーマがひとつの文として明確に示されたものではありませんでした。13年の間に、ワーキンググループも進化を遂げてきたのですね。ちなみに2006年のSSまでは、シンポジウムの前日にチュートリアルを開催し計4日の長丁場でした!
準備、広報、参加の呼びかけ、運営をともに行って頂いたみなさまへは、それぞれの方とのつながりを通して、お返しをして行きたいと思います。ありがとうございました。
来年は、1999年以来、今世紀はじめての盛岡での開催です。幹事の野村さんが非常に素敵で快適な会場の予約準備を進められています。
>岩手、盛岡と言えば、宮沢 賢治、遠野物語のキーワードが思い浮かびますが、征夷大将軍・坂上田村麻呂が築いた志波城があり、鎌倉幕府にゆかりの史跡など豊かな歴史遺産に恵まれた場所で、散策も楽しみです。また、現在は、岩手県は、ILC(国際リニアコライダー)の誘致を進められています。来年の開催へ向けた改善要望や企画案があれば、ss2019inquiry@sea.jp までお送り頂くか、ソフトウェア技術者協会の事務局や 幹事に伝えてください。
ソフトウェア技術者協会では、支部活動(名古屋,関西,九州,上海,横浜,東北,北陸,広島,北海道)と分科会活動(ソフトウェアプロセス分科会、教育分科会、フォーマルメソッド分科会、ソフトウェア品質保証分科会、環境分科会、オープンソース分科会、システムオブシステムズ分科会、信頼性研究会)を推進しています。
ワーキンググループやチュートリアルでの議論の続きを行う場として、既存の支部や分科会を活用できます。新規に設立することもできますので、希望される方はご相談ください。また、ワーキンググループでの成果に関連するテーマやそれ以外のテーマをSEAフォーラムで扱ってほしい場合も、ご相談ください。
以下、SS2019の概要をご報告致します。■申込み数 :154名 ■論文採択数:26(研究論文 13 本,経験論文 4 本,事例発表 6 本,FP (Future Presentation) 3本)
SSでは、例年、最優秀論文賞、論文奨励賞、最優秀発表賞(ベストスピーカー賞)の3つの表彰を行っています。今回は、これに加え、荒木実行委員長の提案で、優秀な若手研究者を表彰する荒木富松特別奨励賞を設け、2つの論文を選びました。
今回の受賞論文と著者は次のとおりです。■最優秀論文賞 [研究論文] 軽量形式手法VDMによるバーチャルマシンの開発 小田 朋宏 (株式会社 SRA), 荒木 啓二郎(熊本高等専門学校)
■最優秀発表賞 [事例報告] コンセプト&ゴール指向のふりかえり提案 小楠 聡美 (株式会社 HBA)
■論文奨励賞 [経験論文] Web サービス・モバイルアプリケーション開発における テスト設計を支援するための標準テスト観点の整備 河野 哲也, 柏倉 直樹, 前川 健二, 菊武 祐輔 (株式会社 ディー・エヌ・エー)
[研究論文] 開発者に着目した Fault-Prediction 技術 高井 康勢, 加藤 正恭, 三部 良太(株式会社 日立製作所) 林 晋平, 小林 隆志(東京工業大学)
[研究論文] テンソル分解プログラミングの理解支援のための立体パズルの利用 山本直樹, 村上 純, 石田 明男(熊本高等専門学校)
■荒木富松特別奨励賞 [研究論文]組み込みソフトウェアにおけるコードクローン出現に関する考察 若林 奎人, 水野 修(京都工芸繊維大学)
[研究論文]コードクローンへの欠陥混入防止に向けた欠陥混入クローンの特徴分析 野口 耕二朗, 大平 雅雄(和歌山大学)
著者のみなさま,おめでとうございます!
では、来年、盛岡でお会いできることを楽しみにしています!
富松 篤典 (tomimatu@densei.co.jp )