ソフトウェア信頼性研究会は、ソフトウェア技術に関わるさまざまな人びと,技術者,実務家,研究者,教育者,学生などが一同に集い,発表や議論を通じて互いの経験や成果を共有することを目的に,例会やワークショップを開催しています.通常,本研究会の通称として,FORCE という呼び方をしています.FORCE は,Forum On Reliability of Computer softwarE の略です.
例会
例会では,システムやソフトウェア信頼性に関するテーマを持ち寄り,参加者同士で議論します.“ここだけの話”も含め,より現実的で実践的な内容を議論できるようにしています.
ワークショップ
毎年,秋から冬にかけて開催します.大学からは,最新の研究動向や成果を発表します.企業からは,実践している取り組みや今後の計画などを発表します.システムやソフトウェアの信頼性をテーマに,産学のメンバが集まる場となっており,このワークショップをきっかけとして,共同研究に発展する事もあります.
第 17 回目を迎える 2023 年の ソフトウェア信頼性研究会ワークショップ(FORCE2023)では,今までと同様に,システムやソフトウェアの信頼性・安全性向上を実現する手法や実践方法について議論を深めていく予定です.
システムやソフトウェアの信頼性に関連するさまざまな分野の皆さまからの発表と参加申込みをお待ちします.
ソフトウェア信頼性研究会 第17回ワークショップ(FORCE2023)開催概要
・日程(2日間):2023年12月16日(土)12:45-17:00,12月17日(日)9:00-12:00・場所:min-pack (pack01)(大阪上本町駅 (近鉄難波線) から徒歩8分)
・定員:先着20名
・費用:SEA 正会員 10,000円
SEA 賛助会員 10,000円
一般 15,000円
学生 5,000円
参加費は当日現金でお支払いください.領収書を発行します.
申込受付後のキャンセルは原則としてお断りします.
※ オンライン(Zoom)の参加費は個別にお知らせします.
FORCE2023 基調講演
- タイトル Are you building a right thing? ソフトウェア信頼性とPRePモデルによる現実世界の設計
- 講演者:田中康氏
有限会社ケイプラス・ソリューションズ
奈良先端科学技術大学院大学/大阪芸術大学客員教授 - 概要 「正しいもの」をどのようにして作るか。これまでの要求工学のアプローチを批判的に振り返った後、我々が作るソフトウェアを人工物システムとして捉えることによって「目的」の重要性と、システムを設計する際のモデル化の意味を再整理する。その上で、「正しいもの」を作るためのステムの目的定義とモデル化の方法として、講演者の考案したPRePモデル(概念構造モデル)について具体例を交えて紹介する。最後に、最新の取り組みとしてGSN(Goal Structuring Notation)をPRePモデルの前段に適用した事例を紹介する。
- PReP model:PRePモデルで、あなたのビジネスを成功に!
FORCE2023 招待講演
- タイトル リポジトリマイニングによる技術的負債の分類と検出
- 講演者:大平雅雄氏 和歌山大学システム工学部教授
- 概要 情報システムの長期運用・保守の過程で導入される技術的負債(低品質な設計や実装など)は,機能追加やシステム改修作業の妨げとなるため,近年のDX(Digital Transformation)の文脈において特に注目される研究対象となっている.本発表では,技術的負債に関する研究動向を概説するとともに,現在取り組んでいるリポジトリマイニングによる技術的負債の自動分類手法および検出手法についてそれぞれ紹介する.
発表者&参加者募集
以下の「発表者&参加者募集」にアクセスし,そこに記載されている「参加申込票」を使って申込みをお願いします.発表者&参加者募集