(ポジションアンケート) --------------------------------------------------------------------------------- 無錫ワークショップ、ポジションアンケート ======================================= 名前:_佃  均 所属:一般社団法人IT記者会_ 1.無錫のイメージとオフショアの経験 (1)訪問の経験 中国は初めて 無錫は初めて (2)無錫と聞いてのあなたのイメージは? 具体的なイメージがないので何と答えたらいいのでしょう。 あまりの無知ゆえにWikipediaで検索したところ、なるほど江蘇省、 長江の下流域の大都市じゃありませんか。紀元前後は呉・越の国があったところ、 さらにさかのぼれば鯨面分身の海洋性民族の故地ですね。 日本の水稲耕作の原点ということもできますし、「越」(越前・越中・越後)の 源流、漢字文化発祥の地でもある。除福が神仙国を求めて船出したのも このあたりだったかな(福建省だったかもしれません)?  宋の故地でもあるんですね。ということは、倭の五王ですね。 どちらかというと、古代史つながりのイメージが強くて済みません。 でも、その地を踏めるんですから、ワクワクしますね。どんな気候風土なのか、 どんな景色なのか、興味があります。 (3)無錫が目指している技術者、研究者が集まってくる街づくりで必要なことは: それが今回の取材テーマの1つかもしれません。 この地から海流に乗ると、三日ほどで五島列島に漂着します。 風に頼るほかなかった古代、日本列島の王権が派遣した使節団の多くが、 この地に上陸しました。朝鮮半島沿いの航路はあったのですが、 長安まで時間がかかりすぎた。鑑真和上もこのあたりから密出国したと 記憶しています。つまり古代から中世まで、日本列島とは非常に関係が深かった。 いっそのこと九州と連合して、対日戦略を組んでみたら面白い。 大分の平松さん(元知事)なんかが提唱している「環東シナ経済圏」 構想と連携して、九州、韓国の技術者を招いて人材育成や共同研究とか、 製品づくり、といったかたちが考えられる。ただし、政治力と資金が必要でしょう。 そのあたりでご協力できることがあるかどうか。 (4)グローバルオフショアの経験は? 開発に従事していないので。 2.「次世代オフショア」ワークショップについて (1)OSS活用についてのご意見は? OSSはすでに利用させてもらっています。記者会ホームページのDBMSは MySQLとPostgerss、SNSはOpenPNE、文書作成や 資料作りはOpenoffice.orgです。原稿を書くときはWordでなく、 DTP→PDFのプロセスですから。 役所主導の日中韓OSS推進会議にも参加したことがありますが、 役所主導ではダメですね。日中韓(九中韓)のソフトウェア技術者が コミュニティを形成して、OSSの中小企業向け共通基盤を作る。 パッケージ型アプリケーションで利益を得る仕組みを作れないでしょうか。 その場合、重要になるのが運用まで視野に入れた工学的なソフトウェア 構築技法と透明度の高いシステム構築プロセスでしょう。 運用・保守の安定性、品質の維持管理を考えると、過日発足した 派生開発推進協議会のような役割も重要になってきます。 そのあたりが向こう10年を見据えたテーマでしょうか。 (2)グローバルなプロジェクト管理についてのご意見は? 上記に関連して、プロジェクト管理がますます重要になってきますね。 ですが、わたしは魚群的なプロジェクト推進体制は不可能か? と考えています。 サッカーのゲームのように、共通の目標(ゴール)を達成する自立的・ 協調的な開発環境があれば、リーダーが特定されてなくたっていいんじゃないか (全く不要ということはないでしょうが)。 そのためには技能とコミュニケーション力がそうとう高い人 同士じゃないとできない。つまりプロの世界です。 優れたソフトウェア技術者は唯我独尊的に振る舞いがちですが、 それでは広い支持が得られない。プロの技術者が必要です。 (3)討論したいサブテーマやアイデアがあれば記入ください。 今回は皆さんについていきます。 (4)話題提供できることがあれば記入ください。 「過去100年間で中国に貢献した100人の外国人」に選ばれた 平松守彦氏が提唱している「環東シナ海一村一品運動」構想ぐらいかな。 3.そのほか、要望事項などあればお書きください。 (以上)