SEA新春教育フォーラム
SEA New Year Forum


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開催案内を1引用してレポートに代えます。

第16回 SEA新春教育フォーラム
〜強くて柔軟なITチームを育てるには〜
主催:ソフトウェア技術者協会(SEA)/教育分科会(sigedu)

ソフトウエア技術者協会SEA恒例の新春教育フォーラムを下記の要領で開催されました。
 ソフトウエア技術者協会は、ソフトウエアの実務者あるいは研究者が、組織の壁を越えて、各自の実践技術や研究成果を自由に交流しあうための場として、1985年12月に設立されました。 SEAの教育分科会(SIGEDU)は、ソフトウエア技術者教育を主なテーマとして、教育方法の実践技術と研究成果の移転に、長年取り組み続けています。
 アウトソーシングや社員派遣に注目が集まっていましたが、現実はそれとは逆に、企業合併、インソーシング(内部化)、正社員スカウトが進んでいます。分社化やアウトソーシングによって、外部まかせになっていた教育ノウハウの混乱が問題になっています。
 本行事では、チームワークを基調テーマとして、基調講演者及びパネリストに多彩な専門家が登壇され、フロアを交えた新春にふさわしい新鮮な議論が展開されました。


1.開催日時
 2008年1月25日(金) 13:30〜17:00


2.開催場所
   全国情報サービス産業厚生年金基金(JJK) 2階 ホールA
   東京都中央区築地4−1−14
     http://www.jjk.or.jp/info/guidemap.html


3.実施内容とスケジュール(敬省略)

13:00 開場・受付開始

13:30 ■ 開会挨拶・講師紹介 実行委員長 君島 浩(アルー株式会社)

13:40 ■ 基調講演「医療チームシミュレーション演習をデザインする」
池上 敬一(獨協医科大学越谷病院救命救急センター)

 池上先生は救命救急医療の模擬演習の指導方法をクラブ活動方式で広めてきました。最近、インストラクショナルデザインに基づく地球標準の模擬演習を推進して、「ID=画一的」という誤解を打破しています。

14:30 ■ パネリストポジションスピーチ(お一人20分) 司会者 君島 浩

 ●臼杵 誠(富士通) 「ソフトウエア開発のチームワーク/リーダシップ育成の課題」

 「教えてくれるなら学ぶけど」の新世代社員と、「教え方を学んでいない」サブリーダクラスの徒弟関係の問題提起をしてもらいます。

 ●君島 浩(アルー株式会社) 「100本ノック講座のチームワーク演習」

企業向けの論理思考講座などの100本ノック講座シリーズは、システム開発プロジェクトなどを例題とする演習の中に、対人能力を向上させる仕掛けを組み込んでいます。インソーシングの流れの中で、教育会社が成長するヒントも紹介されました。

 ●鈴木 克明(熊本大学大学院教授システム学専攻長) 「米国の教育学者に取材したチーム演習のデザイン」

鈴木先生は、米国の著名教育学者たちを取材しています。インストラクショナルデザインとチーム演習や柔軟な授業との関係をどう考えているのかを中心に紹介してもらいました。

15:40 ■ パネル討論「チーム演習や柔軟な授業にIDは向かないのか」

 座長 鈴木 克明(熊本大学大学院教授システム学専攻長)


   パネリスト 池上 敬一、  臼杵 誠、  君島 浩(五十音順)

16:50 ■ 終了挨拶 ソフトウエア技術者協会幹事 篠崎 直二郎(NECソフト)