SEA新春教育フォーラム
SEA New Year Forum

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第14回 SEA新春教育フォーラム2006 報告
〜 新時代の教育実践早分かりセミナー 〜
主催:教育分科会(sigedu)

 ソフトウエア技術者協会SEA恒例の新春教育フォーラムを下記の要領で開催 しました。

SEAの教育分科会(SIGEDU)では、過去19年間教育工学について多 くの議論を繰り返して、効果的な教育を効率的に実践するための情報交換をしてまいりました。
 2006年は戦後60年及びバブル経済崩壊混乱期を終えて新たな時代へ踏み出す年です。今回はいつもの議論中心のフォーラムとは趣向を変え、今まで、大学のファカルティデブロップメント、コーポレートユニバーシティ、eラーニング、スキル標準、コンペテンシーなどについて、批判精神を発揮して議論してきたことを集大成して、「これが最新の役に立つノウハウだ」という教育的セミナーを実施しました。
 産学官の「学」の講師としては、IT分野外から東京大学医学教育国際協力研究センターの大西弘高先生をお招きして、高度かつ実践的な医学教育を更に改革しつつある取組についてご講演を賜りました。

1.開催日程
  2006年1月27日(金) 13:30〜17:00

2.開催場所
  東京都南部労政会館
  東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエストタワー2階
  地図: http://www.sea.jp/Maps/NanbuRousei.html

3.実施内容とスケジュール

13:00 会場受付開始

13:30 司会者趣旨説明 米島 博司(NECテレネットワークス)

13:40 ★基調講演「新時代の医学教育」:大西 弘高(東京大学)

 大西弘高先生は日本では数少ない医療者教育学の専攻者であり、マレーシア等 で医学教育改善の実践的活動をされています。日本の医学教育改革のキーパーソ ンとしても活躍されています。医学教育改革のノウハウは斬新であるだけでなく 正統的・本質的な理論を踏まえたものが多く、他の学部にも影響を与えていま す。産業界にも大いに参考になることでしょう。

14:30 ■セミナー「新時代の産官人材育成」:君島 浩(防衛庁)

 IT企業から自衛隊の幕僚監部へ転職したインストラクショナルデザイナが、 環境変化にもまれ続ける企業や省庁の人材開発部門の在り方について話します。 教育体制を構築・維持する理屈は何か、教育実施部門とどう分業・連携すべき か、などについて話します。

15:20 ■セミナー「教育ニーズ分析とパフォーマンス改善」米島 博司(NECテレネットワークス)

 基準達成型研修CRIの認定講師が、日本の産官学の多くの組織で指導してきた 経験を踏まえて、CRI技法のうち実務改善、教育企画、目標記述の部分に重点を 置いて話します。CRI技法はきちんとパッケージ化され、無駄な教育をしないイ ンストラクショナルデザイン技法として定評があります。

16:10 ■セミナー「eラーニングのデザインと評価」:内田実(メディア教育開発センター)

 eラーニングのためにインストラクショナルデザインが存在するのではありま せん。インストラクショナルデザインの結果としてeラーニングが選ばれるべき です。eラーニングを扱う作業を克明に分析した講師が、LMSでも相互運用性 でも品質保証でもない、役に立つeラーニングの実務と評価の方法を話します。

16:50 クロージング