SEA教育ワークショップ
SEA Autumn Workshop


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第14回 SEA教育ワークショップ2000 報告
−情報教育・教育工学・企業教育・e-learningの最前線−
主催:教育分科会
2000年10月26日(木)〜27日(金)
JR東日本総合研修センター(福島県白河市)

1.はじめに

 恒例の教育ワークショップも今年で14回目を迎えましたが、今回は月例会に良く参加されているJR東日本総合研修センターの若林さん、および同センターの全面的な協力を得て、この春にオープンしたばかりの同センターの最新研修施設、宿泊施設を利用させていただいての開催となりました。広大な敷地の中で常時最低数百名、最大1200名の研修生を収容し、運転技術や保線といったハード系の研修から管理者向けのソフトスキル系の研修までをカバーしている様子を目の当たりにしました。講師陣を含むスタッフの方々をはじめ、研修生の方々からの大きな声の挨拶、きちっとした服装など、印象深いシーンも数多くありました。

2.参加者とスタッフ(敬称略)

君島 浩富士通ラーニングメディア
小松 秀圀NTTラーニングシステムズ
鈴木 克明岩手県立大学
森泉 清リコーテクノシステムズ
大野 ゆかりNECソフト
牧野 憲一オムロンソフトウェア
若林 久寿JR東日本総合研修センター
米島 博司NECインターナショナルトレーニング
実行委員長 :米島 博司(NECインターナショナルトレーニング)
アドバイザー:君島 浩(富士通ラーニングメディア)
ローカルアレンジメント:若林 久寿(JR東日本総合研修センター)


3.プログラム報告
 以下にワークショップのプログラムを示します。各セッションの詳細は次節を参照してください。
月日/日時    セッション内容       発表者/司会進行役
===================================================================================================
10月26日  (現地集合)
12:00    (受付開始)    研修棟1階103会議室(第3会議室)
12:50 SIGEDU幹事挨拶・事務連絡  米島 博司 NECインターナショナルトレーニング/
13:00 参加メンバー自己紹介 米島
13:20 セッション#1「JR東日本総合研修センター概要紹介」 JR東日本総合研修センター 次長 昆 吉徳 様/小松さん
13:45 セッション#2「同センター見学」 若林さん JR東日本総合研修センター
15:30    (休 憩)
15:45 セッション#3「アメリカのe-learning見たまま報告」 小松 秀圀 NTTラーニングシステムズ/鈴木さん
16:55 セッション#4「トルコ保健省母子保健家族計画総局におけるIEC活動」 鈴木 克明 岩手県立大学/森泉さん
18:00 イブニングセッション「徹底的に自己紹介 - 人物像に迫る」サービス棟3階「なすの」 牧野さん

10月27日
8:00     (朝 食)
9:00 セッション#5「教育設計ISD作業集会」研修棟1階101会議室(第1会議室) 君島 浩 富士通ラーニングメディア/大野さん
12:00    (昼 食)
13:30 オプショナルセッション「研修センター施設見学(グランドキャビンで所内と周辺見学)」 全員/若林さん
15:40    (解 散)
4.プログラム詳細

 以下に各セッションのサマリーを示します。

――▽ 10月26日(1日目)▼――

セッション#1「JR東日本総合研修センター概要紹介」
(発表:昆 吉徳さん JR東日本総合研修センター 司会:小松さん)
 参加者の自己紹介に引き続き、JR東日本総合研修センターの昆次長殿より同研修センターの紹介をしていただきました。

「社員数7万7千人を擁する同社の研修を一手に引き受けており、瞬間最大受け入れ可能な研修生数は、なんと1,200名という巨大研修機関である。
 設立の背景としては、社員レベル向上の必要性、旧設備の老朽化、分散施設の集中化などがあった。

 新しい研修施設のコンセプトもただ単に最新の研修設備であるというだけでなく、センターそのものが自然環境との共存や、人とのふれあいなどを考慮して設計されている。
 研修のライフサイクルは「次世代を担う社員の育成」から「管理者育成」まで一貫した流れに沿って各種研修コースが用意されている。
 新しい研修手法の取り組みも積極的に行っており、「学習支援システム」「業務支援システム」「本社遠距離講義システム」「マルチ・ビデオプロジェクターシステム」などを核に、従来研修の問題点を克服して、より研修生の立場に立った新しい研修体系を目指している。具体的には、自学自習スタイルの導入、それを実現するための手段としてWBTの導入、などがある。
 課題として、コンテンツ資産化のためのソフトの標準化(AICC/IEEE)をはかる必要があるが、将来構想としては、CRI技法を用いたCAIの導入、自営回線によるディスタンスラーニングを導入していきたい。」

  お話の後、若干の質疑応答があり、次の見学セッションに移った。


☆ セッション#2「JR東日本総合研修センター見学」

(案内:若林 久寿さん JR東日本総合研修センター)

 若林さんの案内で研修施設の内部を見学させていただきました。

 研修生が利用する生活サービス棟にある、食堂、浴室、宿泊部屋(シングル、ツイン)、および長期滞在者(3ヶ月研修など)用の宿泊施設などを、続いて研修棟にある一般研修教室、PC教室、視聴覚室等を見学しました。また、鉄道技術に関連する研修のための実習棟では、新幹線や従来線の運転士養成のためのシミュレーター、ATSシミュレーター、電車の構造を理解するための可動教材(実際の電車と同じものを使用している)、さらにはまだ限られた路線で運転されているSL乗務員のための石炭投入訓練設備まで拝見しました。中でも「電車でGo!」の本物版とも言えるATSシミュレーターは興味の的で、ベテラン講師の指導の元、NTTラーニングシステムズの小松さんが新宿新大久保間の外回り運転に颯爽とトライされました。成績、結果は...

☆ セッション#3 「アメリカのe-learning見たまま報告」

(発表:小松 秀圀さん NTTラーニングシステムズ 司会:鈴木さん)

 施設見学では建物の内部だけにもかかわらず2、3kmも歩き、その疲れを休憩で癒してから、発表のセッションに移りました。発表されたNTTラーニングシステムズの小松さんは、山手線の運転(??)の疲れをこらえながら、ホットなe-learning情報を提供してくださいました。ワークショップの2週間前に米国のe-learning視察ツアーに行ってこられたレポートです。題して「アメリカの社会人教育とe-learning」。

 「訪問先は、JonesKnowledge.com(新興のフルオンライン学位取得大学)、Corpedhia Training Technologies(ビジネスマネジメントトレーニングに特化した教材開発会社)、University of Phoenix(学位取得できるアメリカ際代の社会人教育大学)、Quisic(大学と提携してコンテンツを入手して、学位取得と企業内教育に活用するシステムインテグレーター)、Knowledge University(社会人教育の学位取得、ビジネス教育から生活情報教育、子供向け教育まで事業を広げている売上18億ドルの大企業)、SmartForce(アメリカ最大の企業内教育e-learning専門企業)、Pensare,Inc(大学と提携、企業内教育のシステムインテグレーションでコーポレートユニバーシティー構築支援)の計7社。

 訪問目的は、社会人教育分野で学位取得できる教育機関の実情把握とe-learningの活用程度の把握、そうした教育機関のビジネスモデルの把握、アメリカのe-learning事業の動向調査。

 以下は総括。
●アメリカの社会人教育のニーズ(日本では感じられない)の大きさを実感した
●学歴による収入がはっきりと区別する社会がある
●技術、実力を伴った学歴社会が社会人教育のニーズを喚起している
●オンラインユニバーシティーは企業の人材を教育に活かしている
●オンラインユニバーシティーは大学と企業内教育の関係を強化している
●社会人教育の多用な形態の教育ビジネスが繁栄している
●オンラインラーニングが成長期に入っていることが実感できた

 締めくくりに、日本でもe-learningが発展しますように。」とまとめられました。

 テーマがわが国の教育ビジネスにおいて話題の中心であるe-learningだけに参加者からの質問もたくさん出て、参加者にとっては貴重な情報収集の場となりました。

☆ セッション#4 「トルコ保健省母子保健家族計画総局におけるIEC活動」
(発表:鈴木 克明さん 岩手県立大学 司会:森泉さん)

 鈴木先生からは、JICAの個別専門化派遣事業の要請により8月5日〜9月24日に渡ってトルコ共和国に赴き、JICAのIEC(Information,Education,Communication:JICA用語)活動の一環として、保健省母子保健/家族計画総局で実施された「カリキュラム開発にかかわる技術指導」の報告をしていただきました。

 「インターネット環境が悪くWeb検索も思うままにできない状況の元、JICAが14〜15年前にアンカラ、ブルサ、シワスの各地に設立したコミュニケーションセンターのスタッフを対象に、情報、教育関連のワークショップを通して技術指導をおこなった。
実施したワークショップの内容は以下の通り。

● プレゼンテーションワークショップ(アンカラ、ブルサ)

 専門家、およびスタッフの相互紹介と、IEC基本コンセプトの「システム的アプローチ」の紹介を目的にプレゼンテーションの企画、相互評価、改善のプロセスを体験してもらった。

●Web開発ワークショップ(アンカラ、シワス)

 保健省の一機関として広報活動に今後重要な役割を担うであろうコミュニケーションツールとしてのマルチメディア基礎事項を指導し、Web開発の実際を体験してもらった。

●教材開発モデル応用ワークショップ(ブルサ、シワス)

 教材開発(ISD)モデルとして、John M.Kellerの「ARCS動機付けモデル」と、Robert M.Gagneの「9教授事象」についてWeb教材を使用して講義した。Webも教材として使えること、情報提供のみでなく講義に演習を含めるノウハウも指導した。
 さらにキャロルの「時間モデル」「事前事後テストを用いた研修精化把握方法」に付いても指導した。

●研修プログラム改善ワークショップ(アンカラ、シワス)

 事前事後評価による研修成果の評価計画と研修プログラムを改善するノウハウを指導した。過去の研修プログラムの開発プロセスを振り返りそれに対しどのような改善を加えるかを体験させたかったが、過去の研修に関する記録が貧弱で困った。

☆ イブニングセッション 「徹底的に自己紹介 - 人物像に迫る」
(参加者全員、若林さんの研修生4名、若林さんの上司の日野さん 司会:牧野さん)

 ワークショップ参加者に加え、ちょうど若林さんが担当されているクラス「実践管理者教育」の有志4名、さらに若林さんの上司である日野さんの全員で、夕食を囲みながら順繰りに「徹底自己紹介」を行った。司会役の牧野さんの指示により、仕事の話一切抜きの自己紹介であったため、ここにはとても報告のできない内容のものばかり。恒例のオフレコセッションなので詳細は割愛させていただきます。なお、若林先生の生徒さん達からは、当日の「ボランティア教室−養護施設での実践体験」を報告してもらい、驚きと感動の体験を語っていただきました。レストラン支配人からは閉店時刻21:00を過ぎての熱い語らいに2度までも退席勧告を受けました。また、持ち込み禁止のはずのお酒がいつのまにか登場し、部屋に戻ってからのバトルトークに花を咲かせていた方々も若干見受けられたとかなかったとか。

☆ セッション#5「教育設計ISD作業集会」
(指導:君島 浩さん 富士通ラーニングメディア)

 2日目の最初のセッションはいかにも「ワークショップ」という名にふさわしい作業中心の内容となりました。参加者自身が実務で担当している研修を設計(再設計)するというものです。はじめに君島さんから全体の作業手順(以下)のオリエンテーションがあってからすぐに各自の作業を開始しました。

1)各自の主題の紹介
2)事例を参考にした入門解説
3)分析作業(主題に含まれる、スキル知識の洗い出し)
4)中間発表
5)設計(分類、順序、教育形態の設計)
6)最終発表

 2)の事例では君島さんから「手榴弾講座」という物騒なテーマが示され、目標のリスト、講座設計の条件、受講者のシナリオ、作業手引きと訓練の役割分担、講座(実習)の手順、訓練の必要なスキルの基準リスト、などについての事例紹介していただきました。
 予定では5)設計で講座の基本設計まで行って最終発表となる予定でしたが、中間発表の途中から、大野さんから提示された「新入社員教育におけるマナーしつけ教育の必要性」という話題に議論が殺到し、ようやくSIGEDUのワークショップらしく白熱したディスカッションが盛り上がってしまいました。おかげで肝心の講座設計は各自持ちかえりという番狂わせになってしまいましたが、分析段階まで進めただけでもかなり実務の参考になる成果物を得ることができたようです。

☆ オプショナルセッション 「研修センター施設見学(所内と周辺見学)」
(全員 ガイドとグランドキャビン運転:若林さん)

 小松さんと、鈴木さんはそれぞれお仕事と次の学会参加のためお昼前に帰られましたが、残るメンバーは研修生用の大食堂で昼食を共にした後、若林さんの運転と案内で、研修センター内の経営研修棟と宿泊棟、実習用の線路設備、野外研修施設、テニスコート、グラウンド、野球場などすべての施設を見学しました。

 その後、周辺見学として江戸時代松平定信が貧困者救済のための事業として開発した南湖公園とその一角にある翠楽園に立ち寄り、抹茶と紅葉の始まった日本庭園の散策を楽しみました。さらに足を伸ばして白河の歴史を訪ねるべく白河関を訪れ、いにしえの関守たちの生活に思いを馳せるひとときを過ごしました。関所と言うと江戸時代のそれをすぐに思い浮かべるのですが、白河関はなんと6,7世紀の昔に蝦夷との関門また守護の基地として設置されていたことを始めて知り驚いたのは私だけではなかったようです。

4.参加者の感想

□ 鈴木 克明さん(岩手県立大学)

 「しつけ」が新人研修での重点項目というお話が私にとっては大きな収穫でした。あれはだめ,これもだめ,という話を聞かされるのだけはご免だ,と思いますが,やはり必要なのでしょうね。大人扱いしてほしいと思ったところで,相手は「しつけ」が必要な「お子さま」なんでしょうね。でも,「この会社に入って良かった。これからどんどん勉強しなければいけない。」と思ってもらうことを「研修目標」に据えて,到達基準型の研修を企画してみたい気もします。美しい化粧の仕方(実践編),男の着こなし講座などというアイディアも面白そうだし,100人をこえた集合研修で実習的要素をいかに取り入れるか,というテーマも魅力的です。新入社員以前を相手にしている日常を再点検してみる機会にもなりました。また,今の新人には「<鉄道マン>になれたことの喜びと誇りに基づいて行動せよ」は通じないのかなぁ,と鉄道少年だったころの自分を思い出しました。
 二日酔い気味の頭で実習した「NPO向けIT教師養成講座」の作業分析を試行段階に移します。いろいろとお世話になりました。

□ 牧野 憲一さん(オムロンソフトウェア)

 研修センタの施設は想像以上に立派な施設でしたが,施設だけでなくJR東日本様の社員に期待する姿勢を強く感じました.また数名の社員と食事をご一緒させていただきましたが,社員もまた期待に応えようとする姿勢が強く感じ取れ,JR東日本の今後更なる発展が楽しみです.
 セッションでは小松さん,鈴木先生の海外レポートを拝見して教育を舞台に国際的に活躍されている方々から直接レポートが聞けたことが感激でした.君島さんの実践ISDでは結果をだせるに至りませんでしたが,「作業指向」は実践していきたいと思います.
 参加各位どの,JR東日本のみなさん,大変お世話になりどうもありがとうございました.



□ 大野 ゆかりさん(NECソフト)

 < 興味深かったテーマ >

JR東日本総合研修センター概要紹介/見学は、大変面白かったです。業務にあった研修環境の整備、最新の研修施設など非常に刺激を受けました。一般の企業では最近このように研修にお金をかけられない状況ですので、JRさんのすごさを実感しました。また、セッション#3のアメリカのe-learning見たまま報告」は、現在のビジネスの参考になる情報が多く、非常に勉強になりました。e-learningビジネスがなかなか動いていない日本において、米国と同じようには展開できないと思いますが、ヒントとして有益な時間でした。
 初めて参加させていただきましたが、教育のプロの方の集まりで大変勉強になりました。また、教育現場の情報を交換できて参考になる部分がたくさんありました。e-learningビジネスの確立に向けて、今後とも皆様と様々な形で情報交換やご協力ができればと思っております。今後ともよろしくお願いします。

□ 君島 浩さん(富士通ラーニングメディア)


 < JR東日本総合研修センターについての感想 >

1) 講師の全工数のうち教室で教育している比率「登壇率」が20%というのがすばらしい.お別れの挨拶の時に事務室に入れていただいたら,確かに約50%の講師が在席していた.教材開発をする工数が十分にあるということである.某電器メーカの登壇率は60%であり,教材開発の余裕がないと言っていた.弊社の場合は,この原稿を書いている時点で事務室を見回すと在席率は約50%なのでよい方だと思う.
2) 教室,廊下,食堂,浴室などの注意事項の貼り紙が極めて少ない.授業で生の声で注意事項を伝達しているのだろう.社内教育が主だからとも言えるが,貼り紙を減らす方針を持って臨んでいるのはえらい.
3)教室の白板が上下するのはよい.早速,弊社の写真と対照する資料で社内へ報告した.弊社のように普通の移動型白板を使うと,前の受講者の頭によって白板の下半分は見えないのである.
4)教室の掛け時計が講師側の壁にあった.これはやはり横壁の方が合理的だと思う.横壁が窓や資料棚になっている関係もあるのだろうが.

 < ワークショップのセションについての感想 >

1)私の教育設計作業集会は自分にとっても初めての試みだった.もっと各自の作業状況を覗いて,設計の洗練に関わればよかった.各自の設計結果をみんなで見ることもやってみたいが,機材が必要である.
2)鈴木先生の発表は産児制限の作業指向の教育かと思って期待したが,それとは別の面白い話であった.
3)小松さんの発表は前の週の教育システム情報学会企業内教育研究部会の同期型教育動向と違って,セルフペース学習の動向であった.幼児教育機器Leap-Padは弊社の役員も買ってきたが,既にだれかが借りてしまっていた.通信販売で自分で買うかも知れない.

5.最後に

 今回は例年の2泊3日の慣習を破り実行委員長の独断で変則的な開催としました。昨今の企業状況などから2泊3日の学会参加は時間的にも費用的にも困難を伴うとの危惧から試験的にミニワークショップとしました。各自のテーマを持ちより、参加者からの忌憚の無い批判を受け、またそれをてこにして更なる自己研鑚を図るというSIGEDUの良さを発揮するには、時間的にやはり短かったような気がします。ミニワークショップの利点活用はここ2年ほど続いている初夏の事例研究会に任せることとして、秋のワークショップはやはり2泊3日(個人的には温泉付きも含めて)の開催がより充実した成果をもたらすと思います。

 勿論環境よりも中味が問題ですが、その意味では今回の比較的短時間でのワークショップにもかかわらず非常に充実した内容でした。だからこそ余計に時間が短く感じられたのだと思います。
 終わりに、忙しい中、遠路をいとわず参加してくださった皆様と、若林さんをはじめ、心のこもったもてなしで受け入れていただいたJR東日本総合研修センターの皆様には改めて御礼を申し上げたいと思います。

 なお、本レポートには、紙面の都合上各発表者の資料は添付しませんでしたのでご了承ください。各セッションの詳細につきご質問ある方は、お手数ですが実行委員長米島まで後連絡くださいますようお願い致します。

NECインターナショナルトレーニング ISDグループ 米島 博司

以 上