SEA 特別セミナー (June 1998)

更新日時:1998年5月20日13:04



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                    SEA 特別セミナー  (June 1998)

                         参  加  者  募  集

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                    主催: ソフトウェア技術者協会

    ソフトウェア シンポジウム'98 (6/17〜19 @ 大阪市大) の基調講演者として,
  Philip Zimmermann および  Les Belady の両氏 が来日されます.そこで,お仕
  事の都合などで ソフトウェア シンポジウムに参加できないという方々のことも
  考慮して,大阪 (6月20 日) および東京 (6月22 & 23日) で,次のような特別セ
  ミナーを開催することにいたしました.ふるってお申し込みください.


PGP: インターネット セキュリティとプライバシー保護
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         PGP: インターネット セキュリティとプライバシー保護

                     6月20日 (大阪) & 22日 (東京)

                 大阪 PGP セミナーは下記各団体と共催:

                システム制御情報学会 MUIS 研究分科会
                 関西ネットワーク相互接続協会 (WINC)
                          日本経済新聞社

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    PGP は,Zimmermann 氏の手によって作成されたフリー ソフトウェアで,世界
  中で広く使用されている暗号ツールであり,インターネットでのセキュリティお
  よびプライバシ保護のツールとして,デファクト スタンダードの地位を確立して
  います.PGP はまた,インター ネット上のセキュリティに関して,単なる技術的
  な問題にとどまらない社会的な問題を突きつけ,これまでに大きな議論をまきお
  こしてきました.

    今回のセミナーでは,午前中は初心者向けの講演「暗号技術に関する基礎知識」,
  午後からは,Zimmermann 氏の講演,さらに何人かの識者を交えて,『ネットワー
  ク社会と暗号技術』をテーマにパネル討論を計画しています.

                            開  催  要  領

  1. 日時: 大阪セミナー  1998年6月20日(土) 10:00〜16:30 (受付は 9:30 から)
            東京セミナー  1998年6月22日(月) 10:00〜16:30 (受付は 9:30 から)

  2. 会場: 大阪 - 阪急電鉄本社ビル 1F エコルテホール  (大阪市北区芝田)
            東京 - 労働スクエア東京 704会議室 (中央区八丁堀)

  3. プログラム (予定):

    09:30〜10:00   受付

    10:00〜12:00   暗号技術の基礎知識    (講師:  鈴木裕信)

              午後に行なわれる講演やパネルの理解をスムーズにするための技術
              レクチャーです.暗号技術のごく基本的な知識に関して超初心者向
              けの説明を行ないます. PGP に関する初歩的な知識に関してもご説
              明します.

    12:00〜13:00   < Lunch Break >

    13:00〜14:30   Social And Policy Aspects Of Cryptography
                                              (講師:  Philip Zimmermann)

              われわれは,ハイテク技術によってプライバシー侵害の危機に晒さ
              れると同時に,暗号技術によって市民としての権利を保護するとい
              う,2つの矛盾した問題を突きつけられている.広い見地からハイ
              テク技術の未来を見つめると,ムーアの法則 (*1) に見られるよう
              に,将来はコンピュータが全知全能の神の如く,何でも瞬時に処理
              をしてしまうだろう.しかし,はたしてそれは,民主主義にとって
              も全知全能の神であるのか? もし,そうでなかったとしたら,わ
              れわれには何ができるのだろうか?

              (*1)  プロセッサの能力は年率160パーセントの割合で改良されて
                    いくという経験則

    14:30〜14:45   < Coffee Break >

    14:45〜16:30   パネル討論 「ネットワーク社会と暗号技術」

                   大阪セミナー (6/20):
                       司会:  中野秀男(大阪市立大学)
                       パネラー:  Philip Zimmermann
                                   宮地充子(松下電器)
                                   牧野二郎(弁護士)
                                   鈴木裕信(ソフトウェア・コンサルタント)
                                   ほか

                   東京セミナー (6/22):
                       司会:  鈴木裕信(ソフトウェア・コンサルタント)
                       パネラー:  Philip Zimmermann
                                   岡本龍明(NTT)
                                   小倉利丸(冨山大学)
                                   木村哲也(弁護士)
                                   ほか

  4. 参加費:   SEA および共催団体会員  5,000円,
                一般  9,000円,
                学生  3,000円

  5. 定員:   大阪 100名,東京 60名 (いずれも 先着順にて締め切ります)

申し込み方法


ソフトウェア プロセスとマーケティング

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                ソフトウェア プロセスとマーケティング

                            6月23日 (東京)

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    ソフトウェア プロセスの 目的はなんらかの商業的価値を作り出すことにある.
  商業活動の重要な部分はマーケティング (Marketing, 市場開拓)であるが,それ
  はしばしば,セールス (Sales,販売)と混同されている.実際には,販売の成功
  はよい市場開拓の結果なのである.その意味からすれば,マーケティングという
  よりは,事業開発 (Business Development) といういい方のほうがよいかもしれ
  ない.それは,販売のみならず, ソフトウェア プロセスをもガイドすべきもだ
  からである.

    より多くのソフトウェアが開かれた市場に向けて作り出されるとき,それらが
  独立の商品であれ,あるいは組み込み型の製品であれ, ソフトウェア プロセス
  が要求フェイズから始まると考えるのは誤りである.要求仕様が確定される以前
  に,われわれは,その要求がどこからきたのか,そして市場の要求をビジネスに
  うまくつなげるための最善の方法は何かということを問題にしなければならない.
  そして,これらの問いは,それ以降のプロセスにおいても,何度も問い返されな
  ければならない.なぜなら,利用できる技術や市場での機会はたえず変化しつづ
  けているからである.

    企業競争力を維持するためには,これらの変化を採り入れて,事業計画や製品
  の構造を変えて行く必要がある.このことは,当然 ソフトウェア プロセスにも
  影響をもたらし,なんらかのマネジメント行動が要求される.したがって,ソフ
  トウェア プ ロセスのなかで,販売活動は,デモンストレーションや顧客のトレ
  ーニングやサービス,そして市場分析結果のフィードバックといった活動と統合
  化されることになる.これらすべてのことがらは,熟練したマーケティングスタ
  ッフと優れた技術を持つソフトウェア技術者とが,お互いの能力を補完しあうか
  たちで,協力して行なわなければならない.

    講師は,これまで IBM, MCC, および三菱電機のソフトウェア研究所において,
  適切な人材をそなえたマ−ケティング組織との共同作業について,多くの経験を
  積んできた.そこでは,ある種の複合的な文化が醸成され,開発途上の製品と外
  部世界との密接なつながりを保つために,連続的な対話が続けられてきた.円滑
  で効率的な協調を実現するのはやさしいことではないし,また,組織の文化およ
  び経営スタイルの革新を必要とする.このセミナーでは,講師のこれまでの多彩
  な経験にもとづいて,技術とマ−ケティングとの融合という視点から,ソフトウ
  ェア プロセスのあるべき姿を論ずる.

                            開  催  要  領

  1. 日時: 1998年6月23日(火) 14:00〜16:30  (受付は 13:30 から)

  2. 会場: 後楽園会館 1F 第1会議室 (東京・文京区: 地下鉄 後楽園下車5分)

  3. プログラム (予定):

    13:30〜14:00   受付

    14:00〜15:00   Belady 氏の講演 (逐次サマリ通訳つき)

    15:30〜15:45   < Coffee Break >

    15:45〜16:30   質疑 & 討論

  4. 参加費:  SEA 会員  2,000円,  一般  5,000円,  学生  1,000円

  5. 定員:  50名 (先着順にて締め切ります)


申し込み方法
       ********************  申し込み方法  ********************

    下の申込用紙に必要事項を記入の上, FAX または E-Mail で, SEA 事務局
   までお申し込みください.折り返し,参加券,請求書,会場案内地図をお送り
   します.申込み後のキャンセルは原則としてお断りします.申し込み〆切りは 
   ** 6月12日(金) **  です (6/15〜21の間,SEA 事務局は SS'98 のため Close
   します).

                            申込み宛先:

            〒160-0004 東京都新宿区四谷3-12 丸正ビル5F
                  ソフトウェア技術者協会 (SEA)

     Tel: 03−3356−1077   Fax: 03−3356−1072   E-Mail: sea@sea.or.jp

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              SEA 特別セミナー (June 1998) 参加申込用紙

  氏名 (ふりがな):                  (                                )
  会社名: 
  部門・役職: 
  住所: (〒          ) 
  Tel:                
  Fax: 
  E-Mail: 
  受講希望 (複数申し込みも OK): □ PGP 大阪   □ PGP 東京  □ プロセス
  種別 (該当欄にチェック):       □  SEA 会員  □  一般     □  学生
  参加費:                   円
  
         PGP 参加費:   SEA および共催団体会員  5,000円,
                        一般  9,000円,
                        学生  3,000円
         プロセス参加費: SEA 会員  2,000円, 一般  5,000円, 学生 1,000円

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