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SEA International Forum on November
手法・プロセス・モデリング
『信頼性を高めるためのモデリングとは?』
主催: ソフトウェア技術者協会(SEA)
http://www.sea.jp/
後援: 社団法人 情報処理学会 情報規格調査会
http://www.itscj.ipsj.or.jp/index.html
企画・運営: SEA環境分科会、SEA関西
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最近、コンピュータシステムのソフトウェアに関連する数々の問題や事件が
頻発しています。原因は複合的なものであり単純化はできませんが、ソフト
ウェア作成時の想定の範囲外であったり、仕様と実現が食い違っていたりと、
様々な理由で、企画者と作成者とその利用者とが考えるソフトウェアの違い
に問題があったりするようです。
このようなソフトウェアの信頼性を高める手法として、より厳密な仕様記述
ができる形式手法(Formal Methods)やフォーマルモデリング、さらには厳密
な仕様をプログラムに書き換える作業から生じる様々な問題を避けるために、
MDAなど仕様モデルを元に、リポジトリに格納された既存モジュールを、実行
可能なソフトウェアとして構築する技術などが提案・試行されています。
今回は、ISO委員会のため来日するペトリネットなどフォーマルモデリングの
専門家である Jonathan Billington 氏を囲んで、その専門分野の最新の話題
と応用へのアイデアなどをお話しいただく予定です。
また、プロセスモデリング分野の研究者である飯田教授には、プロセスのコン
ポーネント化と再利用という観点から、プロセスパターンに着目したプロセス
中心型開発支援環境とその応用についての研究についてお話いただきます。
さらに、有限状態機械を適用した3次元形状モデリングという異色のCAD分野
の研究と応用について、開発ツール専門家の伊藤さんにお話しいただきます。
続くパネルセッションでは、信頼性を高めるための各種モデリングと方法論
の重要性について、日本の専門家と技術者を交えて、参加者を巻き込んだ意
見交換と討論をしたいと考えています。
高信頼性が要求されるオンラインシステムや組み込み分野などの研究者と技
術者の参加を歓迎いたします。
今回のフォーラムは、情報処理学会の後援を得て実施いたします。情報処理
学会会員及び規格賛助員(企業)と学生は、ソフトウェア技術者協会会員に
準ずる参加費とします。
***************** 開 催 要 領 *****************
1.日時:11月27日(月) 13:00〜18:00
2.プログラム (予定)
13:00-13:30 受付とネットワーキング
13:30-13:50 Software development supported by Standards
(ISO/IEC JTC1/SC7の標準化活動とその成果)
塩谷和範 (SRA先端技術研究所, WG19委員, SEA幹事)
http://sra-ktl.co.jp
塩谷和範氏は、ソフトウェアプロセスと開発環境技術を担当し、ISO/SC7
の活動ではエディターを務め、またJIS化活動にも積極的に携わっています。
今回は、SC7(ソフトウェアとシステム技術)のISO規格の紹介すると共に、
SC7規格と今回のテーマとの関係について簡単に紹介します。
13:50-14:40 Finet State Machine and (3D) Modeling
for Reactive System for reliable life
(確かな生活を支える反応システム構築のための
有限状態機械と(3次元)モデリング)
伊藤昌夫, 株式会社 ニルソフトウェア (NIL SOFTWARE CORP.)
http://www.nil.co.jp/Japanese/index-j.html
伊藤昌夫氏は、ソフトウェア開発ツールを提供するソフトウェア会社
を経営し、ソフトウェア工学の実践と成果の普及を続ける技術者です。
今回は、伊藤氏の最近の研究テーマを中心に、開発現場でのモデリング
の考えかたや方法論*1についてご解説いただく予定です。
*1) http://www.kumikomi.net/article/column/index.html
14:40-14:50 休憩
14:50-15:40 Software Process Modeling & Development Environments
(ソフトウェアプロセスモデリングと開発支援環境)
飯田 元, 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授
http://sdlab.naist.jp/prof-iida.html
飯田教授は、 奈良先端科学技術大学院大学でソフトウェアプロセス、
プログラミングなどのソフトウェア工学の研究者です。
飯田教授が関係する学際的かつ国際的ななEASE*2プロジェクトに採用
されている研究などから、プロセスモデリングやソフトウェア設計法
などについてご解説いただく予定です。
*2) EASEプロジェクト http://www.empirical.jp/
15:40-15:50 休憩
15:50-16:40 High-level Petri Nets for Formal Modelling
and Verification of Distributed Systems
(分散システム検証とフォーマルモデリングのための高水準ペトリネット)
Jonathan Billington, Ph.D.,
http://people.unisa.edu.au/Jonathan.Billington
Professor of Computer Systems Engineering
Director, Computer Systems Engineering Centre
School of Electrical and Information Engineering
http://www.unisa.edu.au/CSEC
Division of Information Technology, Engineering and the Environment
University of South Australia
Jonathan Billington氏は、ペトリネット*3とその応用について研究を
続けている専門家です。また、ペトリネット規格のエディタです。
ペトリネットは、UMLのアクティビティ図やステートチャートの元に
なっている理論で、様々な分野でツール化され、モデル解析やプロト
コルシミュレーション、最近話題の携帯電話のシミュレーションなど
多方面で利用されています。また、欧州などでのペトリネットツール
間のデータ交換用に、XMLによるデータ転送形式規格が審議中です。
今回は、ペトリネットを使ったフォーマルモデリングの分野への応用
についての概略をお話いただく予定です。
*3) http://www.informatik.uni-hamburg.de/TGI/PetriNets/
16:40-16:50 休憩
16:50-17:50 パネル討論:『信頼性を高めるためのモデリングとは?』
コーディネータ:塩谷和範 (SRA-KTL, WG19委員, SEA幹事)
パネリスト: Jonathan Billington (Univ. of South Australia)
飯田 元 (NAIST)
伊藤昌夫 (Nil software)
会場からの質問や意見を中心に発表者と会場の研究者・技術者との
率直な意見交換をおこないます。
なお、発表と討論は英語で行いますが、日本語の質問もOKです。
ご参考:***フォーラム開催の経緯とSC7/WG19の標準化活動について***
ISO/IEC JTC1/SC7[1]では、ソフトウェアとシステム技術分野のISO規格の作成と
普及支援の活動を行っています。今般、その中のWG19(ITシステムの仕様化技法)
作業部会の編集会議が11月末に京都で開催されることになりました。
ソフトウェア技術者協会では、社)情報処理学会情報規格調査会の後援を得て、
来日する専門家による最新の規格化状況を報告していただくと共に、この分野に
関心のある研究者及び技術者を交えての率直な意見交換の場を提供するフォーラム
を企画しました。
SC7/WG19“ITシステムの仕様化技法”では、次のようなITシステム構築のための
諸技術、特に仕様化に関する技術や表記法を取り扱っています。
SE-MDM: Software Engineering Metamodel for Development Methodologies,
現在FDIS24744投票中 (草稿 FCD24744: http://www.omg.org/docs/ISO-stds/06-01-02.pdf)
OPEN/Metis: http://www.verdewek.com/openmetis/
High-level Petri nets,
ISO/IEC 15909-1, Software and systems engineering - High-level Petri nets -
Part 1: Concepts, definitions and graphical notation, ISO, December 2004.
http://www.iso.ch/iso/en/CatalogueDetailPage.CatalogueDetail?CSNUMBER=38225
(草稿 FCD15909-1: http://www.petrinets.info/docs/pnstd-4.7.4.pdf)
(参考 Model engineering: http://mefosyloma.cnam.fr/PDF/pnNewsLetter6.pdf)
ODP: Open Distributed Processing (IS-10746,13235,14750,14752,14753,14769,14771,15414,19500発効),
UML: Unified Modeling Language (IS-19501:2005 OMG提案UML1.4.2審議、発効),
CDIF: CASE tool Data Interchange Format (IS-15474,15475,15476 発効),
DXL: Diagram eXchange Language for tree-structured charts (IS-14568:1997 発効)
これらの分野に関心のある多くの研究者と技術者の皆様の参加を得て、
有用な国際規格作成に積極的に貢献していただきたいと考えています。
[1] ISO/IEC JTC1/SC7 プロジェクト一覧:
http://www.iso.org/iso/en/CatalogueListPage.CatalogueList?COMMID=40
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3.会場: ハートピア京都 (京都府立総合社会福祉会館)
http://www.heartpiakyoto.jp/
〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375番地
京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車 5番出口(連絡通路にて連結)
TEL 075-222-1777 / FAX 075-222-1778
4.定員: 20名 (申込み順,定員になり次第,受付を締め切ります)
**配布資料準備の都合上、最終締め切りを20日とします(延長24日)**
5.参加費: SEA 正会員 3,000円 (及び学生)
SEA 賛助会員 4,000円 (及び情報処理学会会員,規格賛助員(企業))
一般 5,000円
6.申込み方法:
次の申込み票に必要事項を記入し,SEA事務局 sea@sea.or.jpまで e-mail
(テキストメールのみ:HTMLや添付ファイルは不可)でお申込みください.
折り返し受付確認の mail を返信します.当日会場の受付デスクで,
受付番号とお名前を申し出てください.名札をお渡しします.
参加費は当日現金でお支払いください.領収書をさしあげます.
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SEA 国際 Forum Nov. (11/27 @ ハートピア京都) 参加申込み (2006年 月 日)
締め切り11月24日(延長)
氏名:__________________ ふりがな(______________________)
所属:___________________________________________________
住所:___________________________________________________
電話・FAX:________________ / _____________________
E-mail: _____________________________
種別(いずれかにチェック・記入):
□ SEA会員(No: _________)
□ SEA賛助会員 (会社名: _______________________________)
□ 情報処理学会会員 (No: __________)
□ 学生(受付時に学生証を提示のこと)
□ 一般
この Forum をどうして知りましたか?
□ SEA からの案内で
□ SEA の Web Page (http://www.sea.jp) を見て
□ IPA-SEC からの案内で
□ 情報処理学会(IPSJ)からの案内で
□ 情報規格調査会(ITSCJ)からの案内で
□ ML(メーリングリスト)で (ML 名:_________________________)
□ その他(知人からの紹介 etc):___________________________
*注:賛助会員企業一覧:http://www.sea.jp/sanjo.txt
今回のテーマ“手法・プロセス・モデリング”への要望又はコメント:
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-----------( Mail to: sea@sea.or.jp テキストメールに限る )-2006-11-22----
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SEA Home Page (www.sea.jp) に行く。