更新日: Sun Feb 8 20:00:00 JST 2004


 
----------------------------------------------------------------
        第49回 SEA-SPIN Meeting (March 11 -Thursday-, 2004)

         テーマ: Activity Theory とソフトウェア・プロセス
                  (SPI の Why そして Where to を考える)

                        参  加  募  集

                             主催

              SEA プロセス分科会(SEA-SPIN)
-----------------------------------------------------------------

今回の SPIN Meeting では,これまでと少し視点を変えて,SPI の How to では
なく,より根本的な Why すなわち「なぜ SPI なのか」そして Where to 「われ
われはどこを目指しているのか」を議論してみたいと考えます.

最近,CSCW (Computer Supported Cooperative Work) や HCI (Human Computer
Interaction) の研究者を中心に,AT (Activity Theory: 活動理論)のフレーム
ワークが,ソフトウェア工学関係者の関心を集めつつあります.

この理論は,もともと 1920年代にソビエトの心理学者 ヴィゴツキによって提唱
された教育心理学の方法論だったのですが,その後フィンランドの認知科学者エ
ンゲストロームらの手によって,より広い応用範囲をもつ文化・歴史的分析方法
論として拡張され,現在では,教育分野だけではなく,認知科学,社会学,経営
学,そしてソフトウェア工学と,さまざまな分野に適用されています.

この Activity Theory の枠組みで,ソフトウェア・プロセスをとらえ,その改善
(SPI) や支援ツールあるいは開発環境を考えたら,いったい何が見えてくるか.
2人のスピーカの問題提起をもとに,みなさんで討論してみようというのが,こ
んどの集まりの狙いです.

 参考資料:
    L.Vygotsky, 「思考と言語(新訳版)」新読書社,2002.
    J. Engestrom, 「拡張による学習」 新曜社,1999.
    B.Naadi (ed), "Context and Consciousness: Activity Theory and Human
          Computer Interaction", MIT Press, 1996.
       B.Nardi & D.Redmiles (ed), "Special Issue on Activity Theory and
          the Practice of Design", (CSCW誌, Vol 11, No.1-2, 2002.
          http://www.kluweronline.com/issn/0925-9724/contents
       Frawley, "Vygotsky and Cognitive Science", Harvard Univ. Press,
        1997.
       Moll, L., "Vygotsky and Education", Cambridge Univ. Press., 1990.
       Engestrom, V., et al(ed.), Perspectives on Activity Theory",
          Cambridge Univ. Press., 1997.
       Chaiklin S., et al:(ed.), Activity Theory and Social Practice",
          Aahus University Press, 1990.
       Activity Theory についての Web Page:
          http://carbon.cudenver.edu/~mryder/itc_data/activity.html

長い間利用してきた労働スクェア東京が3月15日で閉館になるということなの
で,八丁堀での SPIN 月例会の開催は今回が最後になります.ふるってご参加く
ださい.

-----------------------------------------------------------------------------


               *****************開催要領*****************

  1. 日  時:  2004年 3月 11日(木) 13:00 〜 17:00

  2. 会  場:  労働スクエア東京 B1-A Recreation Room  (中央区八丁堀)

         T:03-3552-9134(問合) ※電話取次は行いません.
         〒104 中央区新富1-13-14
         地下鉄日比谷線・JR京葉線 八丁堀駅 A3出口 徒歩1分
         地下鉄有楽町線 新富町駅 A4出口 徒歩5分
         都営浅草線 宝町駅 A1出口 徒歩7分

  3. プログラム:

       13:00 - 13:30 受付及びネットワーキング
       13:30 - 15:00 問題提起のプレゼンテーション
          (1) Cooperative Work としてのソフトウェア開発
             − Activity Theory からの分析 −
                     岸田孝一 (SRA-KTL)
                     (2) AT Framework から見たツールとプロセス
                     伊藤昌夫 (Nil Software)
       15:00 - 15:15 休憩
       15:15 - 16:45 自由討論
       16:45 - 17:00 クロージング(次回予告、及び後片付け等)


  4. 参加費用:
         SEA正会員:1,000円、SEA賛助会員:2,000円、一般:3,000円

  5. 定    員:先着40名 (2月27日からspin-entry宛てメールにて受付開始)
         (申込多数の場合は,SEA正会員を最優先し,以下,SEA賛助会員,
    SEA-SPINメンバ、一般参加の順での先着順となります。)

  6. 申込方法:下記申込用紙に必要事項を御記入の上、
      SPIN 世話人まで E-Mail(spin-entry@sea.or.jp) [JISテキストのみ]
      でお申込みください。[HTML付きメールや添付メールは不可]
      出席の際には,申し込みメールを印刷してお持ちになり、会場受付に
      示して下さい.
      定員超過でお申込をお断りする場合には,メールにてご連絡いたします。

         *** お申込みは1人ずつお送り下さい。 ***

      なお,参加費は当日会場受付にて現金でお支払いください (領収書を差し上げ
      ます).
      申込受付後のキャンセルは原則としてお断りします.

  申込み宛先(spin-entry): spin-entry@sea.or.jp (Fax,郵送ではお申込頂けません)

..........................................................................
      March  --49th SEA-SPIN Meeting  参加申込用紙--  2004-3-11

		「Activity Theory とソフトウェア・プロセス」

   氏名 (ふりがな):              (                     )
   会社名:
   部門・役職:
   住所: (〒     -      )
   Tel:
   Fax:
   E-Mail:
   種別 (該当欄にチェック): □SEA正会員  (No.         )←会員番号を記入
                            △SEA賛助会員(No.         )←又は社名を記入
                            ▽SPIN ML メンバー
                            ☆一般
   参加費:___円 (SEA正会員:1,000円,SEA賛助会員:2,000円,他:3,000円)

       **** 郵便番号だけでなく住所も記入してください。  ****
         SEA-SPIN例会予定: http://www.sea.jp/SPIN/meeting.html

      受付の連絡はしていません。(自動返信は止めました。)
      定員超過でお申込をお断りする場合には,メールにてご連絡いたします。

  出席の際には,申し込みメールを印刷してお持ちになり,会場受付に提示下さい.
**** 2004年2月27日から spin-entry@sea.or.jp 宛てメールにて受付けます。 ****
============================================================================

[ SEA 会議室/会場案内 ]


月例会及びフォーラムなどの報告と発表資料

SEA-SPINへの質問、コメント、提言、参加希望などは次の宛先にお送り下さい。

spin-request@sea.or.jp

SEA-SPIN月例会開催予定

SEA-SPIN Page に行く。 || SEA Home Page に行く。