更新日: Fri Jun 8 21:28:55 JST 2001 **** 受付終了 **** == 訂正:「高知Linux研究会」→「高知Linuxユーザ会」 ==
おかげさまで、当初予想を上回る申込を受け付けました。
本日(6月8日)をもちましてソフトウェアシンポジウム2001@高知の参加申込を締め切らせていただきます。
シンポジウム事務局も6月12日(火)のチュートリアル準備のために月曜から高知市に入ります。
来年のソフトウェアシンポジウムにもご協力・ご参加くださるようお願い申し上げます。
講師の都合により、12日(火)のチュートリアル(T1)の講師を久保宏志さんから川下敬之さん (PSPネットワーク)に変更いたします。
また、13日(水)の情報交換パーティーでのご挨拶をお願いしていました橋本県知事は、 ご都合により出席できなくなりました。このため、今回のシンポジウムの実行委員長で ある元高知大学教授の楠瀬先生に挨拶をお願いすることになりました。
協賛団体に「高知Linux研究会」とありましたが「高知Linuxユーザ会」でした。 ここにお詫びすると共に訂正させていただきます。
ソフトウェア技術者協会(SEA)
ソフトウェアシンポジウムは,第一線の技術者が中心となって実際的な経験や課題を持ち寄り,議論を重ね,ソフトウェア技術に対する理解を深めることを目的としています.異なる組織に属する技術者間の交流,特に,産学官が一体となって同じテーマを発表し議論する点は,研究発表中心のシンポジウムには見られない特色です.
ソフトウェア技術者協会では,毎年のソフトウェアシンポジウムを日本の各地域を巡りながら開催することにより,地元の技術者との交流を図ると共に,割り込みのない環境で,ソフトウェア技術に関する自由闊達な意見交換と討論を実施してきました.第21回を数える今回は,情報化先進県である南国土佐(高知)にその議論の場を構えます.
また今回は,シンポジウムの構成を昨年までとは大きく変更しました.ホットな7つのテーマを設定し,テーマごとにミニチュートリアル,論文発表,事例報告,パネル討論を組み合わせたミニフォーラム形式のセッション群でプログラムを構成致しました.これにより,論文にはなりにくい技術者の生の声,技術の最新動向など最新の情報と実践状況を,その分野の第一人者による将来展望と合わせて,総合的に取り上げていきます.また,クロージングパネルでは,「ITは地方を救うか?」と題して,地元高知をはじめとする地域における具体的な取り組みの現状と展望について議論を行います.
特別講演には,東京大学大学院情報学環の玉井哲雄教授をお迎えします.玉井教授は,ソフトウェア工学の第一線の研究者として内外の学会で活躍されており,ソフトウェア技術者協会でも代表幹事としてご尽力頂いております.特に最近では,「オブジェクトの進化プロセス」や「形式手法とモデル化」についての研究を進められており,今回のご講演では,ソフトウェア技術における「モデルの図式表現とその意味」について,興味深い示唆を頂けるものと考えています.
なお,シンポジウム初日の12日には,2つのテーマ(PSP,iHORB)についての併設チュートリアルが予定されています.また,2日目(終日)と3日目(午前中)には,ツール展示も開催されます.今回はWalk-in Demoというコーナーを設け,デモ希望者が壁に貼り出された予定表に,その場でデモ時間を書き込みデモを行う,という試みを行います.
高知は地域情報化先進県としての自負を持って各種施策を推進して来ました.今回のシンポジウムでも,地元技術者と共に住民に根付く情報化に加えて,地域の産業を盛り立てる “IT(情報化)”を目指し,実践的かつ夢の膨らむ議論を闘わせましょう.特に地元からの奮っての参加をお待ち致します.
T1 : PSP (Personal Software Process) |
T2 : 携帯電話に対応可能な Java 分散オブジェクト技術 iHORB |
講師: 川下 敬之( PSP Network ) |
講師: 大西 荘一(岡山理科大),西本 圭佑(アイトレック) |
PSP はソフトウェアエンジニアに基本スキルの訓練を施すための教材です.あるべきエンジニアを目指して学びつづけるのに必要なスキル,それが基本スキルです.我々はどのようなエンジニアであるべきでしょうか。自分の現在のスキル水準を知っている.それに満足せず,こんなエンジニアになりたいという目標を持っている.自分個人の実際のパフォーマンスを測定し,目標との距離を縮める努力を続けている.これが,あるべきエンジニアの一つのイメージです. このエンジニアは“ a PSP”をもち学習を続けています。このエンジニアが使っている学習方法を体験的に学びたい人のために“the PSP”はあります.これを具体的に説明します。その理解を助けるためPSP訓練の一部を練習してもらいます. |
Java 分散オブジェクト技術iHORBは携帯電話(503i)からパソコンまで対応可能なことが特徴です.iHORBは電子技術総合研究所(現:産業技術総合研究所)の平野博士が開発されたHORBをベースに,岡山理科大学HORB研究会で開発されました.本チュートリアルでは,・ HORBの普及活動の母体であるHORB Open の紹介・ HORB,iHORBの概要・ iHORBプロトコル,コンパイラ,サーバの仕組み・ iアプリの作り方についてお話します. |
6 月 12 日(火)会場:高知県立牧野植物園 (高知県高知市五台 4200-6 , TEL 088-882-2601 , http://www.makino.or.jp/ ) |
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10:00 〜10:30 |
T1:チュートリアル受付: 本館映像ホール |
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10:30 〜 12:30 |
T1: チュートリアル : PSP川下 敬之( PSP Network) |
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12:30 〜13:30 |
T2:チュートリアル受付:本館映像ホール |
<昼休み>T1: チュートリアル→展示館オープン階段広場に移動 |
13:30 〜 16:30 |
T2: チュートリアル :携帯電話に対応可能なJava 分散オブジェクト技術 iHORB 大西 荘一(岡山理科大),西本 圭佑(アイトレック) |
(引き続き 展示館オープン階段広場にて T1: チュートリアル) |
6 月 13 日(水)会場:高知会館(高知県高知市本町 5-6-42 , TEL 088-823-7123 ) |
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8:30 〜9:00 |
シンポジウム受付: 2F 白鳳 |
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9:00 〜9:15 |
オープニング 司会:熊谷 章(PFU) |
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9:15 〜10:15 |
特別講演 司会:松本 健一(奈良先端大)「モデルの図式表現とその意味:なぜ UMLがはやるのか?」 玉井 哲雄(東京大学)多くのモデル化技法では,なんらかの図式表現を用いることが多い. グラフ構造がよく用いられる理由は,図として視覚化することで「モデル」らしく見えること,対象となる世界の「もの」を頂点で表し,「もの」と「もの」との関係を辺で表すことにより,世界がグラフによって自然に表現されること,などであろう.しかし,グラフ構造が直感的に分かりやすいため,その「意味」に曖昧さや混乱が生じやすい.実際,状態遷移図やデータフロー図の概念を学生に説明すると比較的容易に理解するように見えるが,試しに図を描かせてみると,とても状態遷移やデータフローを表していないしろものができてしまうことがよくある.実は,学生ばかりでなく,かなりのベテランのソフトウェア技術者でもそういうケースを見かける. この講演では,おなじグラフ構造であるという共通性と,その意味の違いを意識的に考えることの重要を強調したい.モデル表現で用いられる図は,長い間に蓄積されたモデル化,設計などのノウハウの結晶であるともいえる.だからたとえば UMLも,オブジェクト指向モデルの記述言語というより,モデル化や設計のノウハウを集めたものとして,捉えてみたい. |
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10:15 〜10:30 |
<休憩> |
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10:30 〜12:30 |
セッション1:形式的方法 司会:山崎 利治(フリー)チュートリアル:「形式手法入門:形式仕様記述で何をどう書くか」 荒木 啓二郎(九州大)形式手法の概要と特徴を述べて,具体事例を基に何をどのように記述するか,並びに,その効用は何かについて述べる. 論文発表 「事務システムにおける形式仕様適用例」 佐原 伸(日本フィッツ) 「データベースアクセス最適化への抽象解釈の適用」 小室 睦(日立ソフトウェアエンジニアリング) |
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12:30 〜13:30 |
<昼休み> |
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13:30 〜15:30 |
セッション2:パターン 司会:野呂 昌満(南山大)チュートリアル:「ソフトウェアパターンへのいざない」 青山 幹雄(南山大)デザインパターンやパターンランゲージに特化せず,一般的にソフトウェアパターンについて広く解説する. パネル:「パターンの現状とこれから」 パネリスト:青山 幹雄(南山大),羽生田 栄一(豆蔵),藤野 晃延(インアルカディア),友野 晶夫(エヌケーエクサ) |
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15:30 〜16:00 |
<休憩> |
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16:00 〜18:00 |
セッション3:オープンソース 司会:林 香(SRA)パネル:「オープンソース・ソフトウェアの普及・発展戦略」 パネリスト:石井 達夫(日本PostgreSQLユーザ会),大西 荘一(HORB-Open),菊地 時夫(日本Apacheユーザ会),新部 裕(産業技術総合研究所),まつもと ゆきひろ(ゼータビッツ) |
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18:00 〜18:30 |
<休憩> |
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18:30 〜20:30 |
情報交換パーティ:3F 飛鳥 挨拶: |
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6 月 14 日(木)会場:高知会館(高知県高知市本町 5-6-42 , TEL 088-823-7123 ) |
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9:00 〜12:00 |
セッション4 ネットワークセキュリティ 論文発表 司会:中野 秀男(大阪市大)「複数の組織に所属するユーザを支援するマルチロールコミュニケータと権限の委譲機構」 阪井 誠(SRA先端技術研究所),井垣 宏,飯田 元(奈良先端大)報告 司会:中野 秀男(大阪市大)「原本保証システム」 張 小モウ,鈴木 郁子,神戸 尚志(シャープ)「ポートスキャンログ分析からみたインターネットセキュリティの一考察」 鈴木 裕信(ソフトウェアコンサルタント)パネル 司会:菊池 豊(高知工科大)パネリスト:鈴木 |
ツール展示 Work-in Demo
天平 |
12:00 〜13:00 |
<昼休み> |
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13:00 〜15:30 |
セッション5 組込制御システム開発 司会:和田 喜久男(NEC静岡)チュートリアル:「組み込みシステムとは何か」 高田 広章(豊橋技科大)従来のソフトウェア工学の研究成果を組込みシステムに適用する際の問題点を明確にするという観点から,組込みシステム開発の特徴について解説する. 論文発表 「組込みソフトウェア開発の一手法と適用」 吉田 慎一,藤井 正行,江上 慎一,福士 辰雄(シャープ)パネル:「ソフトウェア工学は組み込みソフトウェアを救えるか?」 司会:高田 広章(豊橋技科大)パネリスト: 現在交渉中 |
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15:30 〜16:00 |
<休憩> |
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16:00 〜18:30 |
セッション6 プロセス改善 司会:高橋 光裕(電中研)論文発表 「ソフトウェアプロジェクトのリスク調査に基づくコストと期間の誤差予測とその統計的分析」 足立 卓也,水野 修,菊野 亨(大阪大学),高木 徳生(オムロン)「プロセス成熟度向上に向けた生産管理データの活用事例」 島中 一俊,古賀 順二(NTTコムウェア)「プロダクトとプロセスに基づいたプロセス改善策立案手法の開発と適用事例」 新原 直樹,高木 徳生(オムロン),岩田 之宏、森下 裕史、松浦 邦樹(オムロンソフトウェア)「静的解析ツールの導入によるテストプロセス改善への取り組み」 菊地 奈穂美,森下 忠雄(沖電気工業),菊野 亨(大阪大学)「大学におけるプロセス改善教育のあり方について −PSP法実践の経験をもとに−」海谷 治彦,小島 彰,海尻 賢二(信州大学)報告 「SPI活動への取り組み(取り組み開始までの経緯)」 菅原 耕一(富士写真フイルム)「複数組織でみるプロセス改善活動の成功と危機」 赤坂 幸彦(NTTデータ) |
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18:30 〜19:00 |
<休憩> ( SEA総会) |
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19:00 〜21:00 |
BOF |
6 月15日(金)会場:高知会館(高知県高知市本町5-6-42,TEL 088-823-7123) |
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9:00 〜12:00 |
セッション7 これからのシステム開発 司会:伊藤昌夫(ニルソフトウェア)論文発表 「分散型デジタルライブラリの開発」 畑田 稔,浦島 智,鈴村 和彦(富山県立大学)「 Web EAIへのエージェント技術の応用」川添 恭平,堀 雅和(インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス),吉江 公伸(インテック)「 XMIに基づくUMLメトリクスツール」 久米田 暁文,小室 睦(日立ソフトウェアエンジニアリング)パネル パネリスト:河合 一夫(ニルソフトウェア),中鉢 欣秀(慶應大学),方 学芬(SRA先端技術研究所) |
ツール展示 Work-in Demo
天平 |
12:00 〜13:00 |
<昼休み> |
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13:00 〜15:00 |
クロージングパネル 司会:中野秀男(大阪市大)「 ITは地方を救うか?」パネリスト:菊池 豊(高知工科大),松山 浩士(和歌山大) 他 |
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15:00 〜15:15 |
クロージング 司会:塩谷和範(SRA先端技術研究所)最優秀論文賞発表ならびに表彰 次回開催予告 |
委員長
: 楠瀬昌彦(フリー,元高知大学),熊谷章(PFU)委員: 菊地時夫(高知大),菊池豊(高知工科大),岸田孝一(SRA先端技術研究所),杉田義明(SRA中国),高橋光裕(電中研),中野秀男(大阪市大)
ソフトウェア・シンポジウム2001プログラム委員会
委員長: 塩谷和範(SRA先端技術研究所),松本健一(奈良先端大)
委員:
伊藤昌夫(ニルソフトウェア),高橋光裕(電力中研),和田喜久男(NEC静岡),林香(SRA),中野秀男(大阪市立大学),野呂昌満(南山大学),山崎利治(フリー) (以上 セッション責任者)ソフトウェア・シンポジウム運営委員会
委員: 伊藤昌夫(ニルソフトウェア),岸田孝一(SRA先端技術研究所),熊谷章(
PFU),塩谷和範(SRA先端技術研究所),新森昭宏(インテックW&Gインフォマティクス),中野秀男(大阪市大),野呂昌満(南山大),松本健一(奈良先端大)ツール展示
委員長: 熊谷章(
PFU)ソフトウェア・シンポジウム事務局
事務局長: 岸田孝一(SRA先端技術研究所)
---------------------------------------------------------------------- [参加申込要領] シンポジウム参加費 SEA および協賛団体会員*1 35,000円 SEA シルバー会員*2 20,000円 一般 50,000円 学生 10,000円 併設チュートリアルのみ参加*3 1,000円 *1 協賛団体会員の場合は,当日,証明するものをお持ち下さい. *2 SEA 正会員で満 60才以上の方 *3 シンポジウム参加者は無料です.高知県立牧野植物園の入園料 500 円を含みます. 申込方法: 申込み用Webページ(準備中)をご利用頂くか,下記参加申込書に必要事項を記入し, E-mail または FAX で,ソフトウェア技術者協会までお送りください (事務処理の簡素化のため, Web ページか E-mail での申込みにご協力ください. なお,住所欄は郵便番号だけでなく,町名地番までお書きください). 折り返し参加証および請求書をお送りします. 申込先 〒160-0004 東京都新宿区四谷3−12 丸正ビル5F ソフトウェア技術者協会 申込み用Webページ, Mail_to: sea @ sea.or.jp,FAX:03-3356-1072 ---------------------------------------------------------------------- ソフトウェアシンポジウム2001参加申込書(FAX/E-mail貼付け用) FAX:03-3356-1072, Mail_to: sea @ sea.or.jp ** 6月8日正午受付終了 ** 申込日: 2001年____月____日 氏名(ふりがな): ___________________(___________________________) 種別: □ SEA 会員 (No. ) □ SEA シルバー会員 (No. ) □ 協賛団体( )会員 …所属団体名と会員番号を明記 □ 一般 □ 学生 参加形態: □ シンポジウム (6/13-15) □ チュートリアル (6/12(火)) …T1, T2 いずれかにチェック □ T1: PSP □ T2: iHORB 参加費: ________ 円 (6月12日のチュートリアルのみ参加の場合は1,000円です。) 会社(学校)名: ______________________________________________________________ 部門 & 役職 : ________________________________________________________________ 住所 〒_______−_______:____________________________________________________ TEL: ____-_______-_______ (内線________) FAX: ____-_______-_______ E-MAIL: __________________ ** 6月8日正午受付終了 ** ----------------------------------------------------------------------
高知会館会場 高知県立牧野植物園会場 高知市アクセスガイド 高知市マップ 高知空港 高知市ガイド InfoRyoma 高知大学 高知工科大学 土佐電案内 チュートリアル会場牧野植物園へのバス時刻
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