------------------------------------------------------------------------- SEA Forum July GPL v3 を考える 主催: ソフトウェア技術者協会(SEA)  http://www.sea.jp/ ------------------------------------------------------------------------- 今年1月15日 Free Software Foundation(FSF)は,General Public License の 第3版 GPL Version 3(v3)のドラフトを公開しました.現在使われている GPL Version 2 は 1991年6月に作られたのですから,それから約15年の時間を経 て,新しい Version のドラフトが出て来たことになります.GPL は,フリーソ フトウェア運動の最も成功した成果だといわれていますが,そのライセンスが改 定されるということは,フリーソフトウェア運動も新しい段階に入ったと考える べきでしょう. GPL が果たしてきた役割は,単なる使用ライセンスという位置付けではなく,ソ フトウェアの「自由」を守る運動の支柱であったと考えられます.いうまでもな く、ここでいう "Free Software" の "free" は「無料」という意味ではなく, Freedom の「自由」を指します.具体的には,次に示す4つの自由を意味してい ます: − 目的の如何を問わず、プログラムを実行する自由 (第0の自由)  − プログラムがどのように動作しているかを研究し,そのプログラムに    ユーザが必要に応じて修正を加え,採り入れる自由 (第1の自由)  − 身近な人を助けるためにコピーを再頒布する自由 (第2の自由)  − プログラムを改良し,コミュニティ全体がその恩恵を受けられるよう,    その改良点を一般に公表する自由 (第3の自由) GPL v3 のドラフトには,これまでのライセンスの明確化や詳細化に加えて,新 たにDRM (Digital Restrictions Management/ 情報制限機能)を排除するという 項目が追加されて,世界的に多くの注目を集めています. しかし,残念ながら、GPL v3 に関する議論は,日本ではあまり活発に行なわれ ていません.そこで,今回の Forum では,日本におけるフリーソフトウェア運 動の第一人者 g新部裕氏 (特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティ ブ理事長),法と経済学を研究テーマとし,かつ自らもフリーソフトウェア運動 を行なっている八田真行氏 (東京大学/Debian Project/GNU Project),暗号技術 の専門家で,やはりフリーソフトウェア運動に携わっている鈴木裕信氏(SEA 幹 事)の3人を講師にお迎えして,GPL v3 の内容を解説していただき, DRM その 他の関連する諸問題を議論することにしました. フリーソフトウェアやオープンソースの動向に関心を抱いておられる多数の方々 の参加をお待ちしています.       ***************** 開 催 要 領 ***************** 1.日時:7月10日(月) 13:30〜18:00   2.プログラム(予定)     13:00 - 13:30 受付   13:30 - 14:15 講演:”GPL v3 の概要” 八田真行(東京大学) GPL v3 の概要について, v2 とv3 の違い、またGPL v3 Draft の討論プ     ロセスについて     14:15 - 15:00 講演:“GPLv3と現在の状況” g新部裕(FSIJ) 2006年1月にボストンで行なわれた GPL v3 カンファレンスの様子と各国 の状況について   15:00 - 15:45 講演:“DRMとその問題点”  鈴木裕信(SEA) DRM (Digital Restrictions Management)とは? また,それが持つ潜在     的危険性について   15:45 - 16:15 Coffee Break   16:15 - 18:00 討論:GPL v3 を考える  コーディネータ: 岸田孝一 (SEA事務局長)      パネリスト:  上記講師の3人+α 3.会場: 全国情報サービス産業厚生年金基金(JJK)会館 7F B会議室   (東京都中央区築地4-1-14)          http://www.jjk.or.jp/info/guidemap.html 4.定員: 30名 (申込み順,定員になり次第,受付を締め切ります) 5.参加費: SEA 正会員 2,000円        SEA 賛助会員 3,000円        一般 4,000円 6.申込み方法: 下の申込み票に必要事項を記入し,SEA事務局 sea@sea.or.jpまで     e-mail(テキストメールのみ: HTMLや添付ファイルは不可)でお     申込みください.     折り返し受付確認の mail を返信します.当日会場1階の受付デス     クで,受付番号とお名前を申し出てください.入館証(バッジ)を     お渡しします.     参加費は当日現金でお支払いください.領収書をさしあげます. --------------------------------------------------------------------- SEA Forum July (7/10 @ JJK会館) 参加申込み (2006年 月 日) 氏名:__________________ ふりがな(______________________) 所属:___________________________________________________ 住所:___________________________________________________ 電話・FAX:________________ / ________________________ E-mail: _____________________________ 種別(いずれかにチェック・記入): □ SEA会員(No: _________) □ SEA賛助会員 (会社名: _______________________________) □ 一般 この Forum をどうして知りましたか? □ SEA からの案内で □ SEA の Web Page (http://www.sea.jp) を見て □ IPA-SEC からの案内で □ ML(メーリングリスト)で (ML 名:_________________________) □ その他(知人からの紹介 etc):___________________________ *注:賛助会員企業一覧:http://www.sea.jp/sanjo.txt -----------( Mail to: sea@sea.or.jp テキストメールに限る )-----------


SEAへの質問、コメント、提言、参加希望などは次の宛先にお送り下さい。 sea@sea.or.jp

SEA Home Page に行く。


Updated: Mon July 3 19:19:19 JST 2006
Updated: Wed May 31 09:09:09 JST 2006