------------------------------------------------------------------------- SEA Forum Special フォーマルアプローチはシステム危機を救うか? 主催: ソフトウェア技術者協会(SEA) http://www.sea.jp/ 協賛: 経営情報学会 http://www.jasmin.jp/ -------------------------------------------------------------------------   経済産業省で作成が進んでいる「情報システムの信頼性向上に関するガ  イドライン」は以下のような文章で始まっています。    現在、我が国の国民生活及び社会経済活動のIT 利用度は、コンピュ   ータの処理性能の飛躍的向上やインターネットの普及等の結果、かつ   て無いほど高まっている。このため、情報システムの障害による業務・   サービスの停止や機能低下の社会的影響は日々、深刻化してきており、   システムの信頼性・安全性向上は緊急の課題となっている。   このガイドライン策定のきっかけの一つが、昨年来の東証でのシステム  トラブルであることは間違いないでしょう。これ以外にも、大規模なシス  テム危機の例として2002年4月のみずほ銀行のシステム統合時のトラブルや、  2003年3月の航空管制システムのダウンなどは記憶に新しいところです。   ソフトウエア開発の専門家の間では、大規模なシステムがあまりにも複  雑で、トラブルを避けることが非常に困難になりつつあることは以前から  常識になっていますが、これを打破するためのブレイクスルーとして、ソ  フトウエア開発の上流工程やテスティングに関して注目が集まっています。  今回のSEAフォーラムでは、これらの技術の中から「フォーマルアプローチ」  にスポットライトを当てます。ソフトウエアの仕様記述に数理論理学的な  手法を応用する「フォーマルアプローチ」は、比較的古い歴史を持ってい  ますが、実システムへの応用となると非常なミッションクリティカルな一  部の分野で限定的に使用されるに止まっています。ソフトウエア開発の現  場では、フォーマルアプローチの基礎となる数学や論理学といったものに  対するアレルギーが強いのも事実です。   今回のフォーラムでは、フォーマルアプローチおよび要求工学の専門家  をお招きし、最新の動向をお話して頂くとともに、その有効性と限界につ  いて活発な議論をおこなう引き金にしたいと考えています。     **************** 開 催 要 領 ***************** 1.日時: 5月31日(水) 14:00〜18:00 2.プログラム     13:30 - 14:00 受付   14:00 - 15:30 発表(3件,それぞれ30分)      「フォーマルメソッド:開発現場での使用経験」             佐原伸 (CSK システムズ)         証券会社向けシステムでのフォーマルメソッド適用の成功         事例:後に続く人のために      「フォーマルアプローチの限界はどこにあるか?」              飯島淳一 (東京工業大学,経営情報学会会長)         数理的システム論と情報システム学を専門としてきた経験         にもとづき,フォーマルアプローチの限界について述べる      「システムリスクとフォーマルアプローチ」               山本修一郎(NTTデータ 技術開発本部)  非機能要求としてのシステム安全性という視点から,フォ         ーマルアプローチの可能性と限界について述べる。    15:30 - 16:00 Coffee Break    16:00 - 18:00 討論:フォーマルアプローチの効果と限界        コーディネータ: 田中一夫 (CSKシステムズ,SEA 代表幹事)        パネリスト:  上記講師3人 + 野中哲(トゥルーロジック, SEA 幹事) 3.会場: 全国情報サービス産業厚生年金基金(JJK)会館 7F B会議室   (東京都中央区築地4-1-14)          http://www.jjk.or.jp/info/guidemap.html 4.定員: 30名 (申込み順,定員になり次第,受付を締め切ります) 5.参加費: SEA 正会員&経営情報学会会員 2,000円        SEA 賛助会員         3,000円        一般             4,000円 6.申込み方法: 下の申込み票に必要事項を記入し,SEA事務局 sea@sea.or.jpまで     e-mail(テキストメールのみ: HTMLや添付ファイルは不可)でお     申込みください.     折り返し受付確認の mail を返信します.当日会場1階の受付デス     クで,受付番号とお名前を申し出てください.入館証(バッジ)を     お渡しします.     参加費は当日現金でお支払いください.領収書をさしあげます. --------------------------------------------------------------------- SEA Forum Special (5/31 @ JJK会館) 参加申込み (  年  月  日) 氏名:__________________ ふりがな(______________________) 所属:___________________________________________________ 住所:___________________________________________________ 電話・FAX:_______________ / ________________ E-mail: _____________________________ 種別(いずれかにチェック・記入): □ SEA会員(No: _________ ) □ SEA賛助会員 (会社名: _________________________________ ) □ 経営情報学会 会員 □ 一般 この Forum をどうして知りましたか? □ SEA からの案内で □ SEA の Web Page (http://www.sea.jp) を見て □ 経営情報学会からの案内で □ IPA-SEC からの案内で □ ML(メーリングリスト)で (ML 名:__________________________ ) □ その他(知人からの紹介 etc):____________________________ *注:賛助会員企業一覧:http://www.sea.jp/sanjo.txt -----------( Mail to: sea@sea.or.jp テキストメールに限る )-----------


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Updated: Thu Apr 20 19:00:00 JST 2006