------------------------------------------------------------------------- SEA Forum May アスペクト指向技術は実用に使えるか 主催: ソフトウェア技術者協会(SEA) http://www.sea.jp/ ------------------------------------------------------------------------- アスペクト指向プログラミング(AOP)が提唱されて約10年が経ちました. とくにこの数年,その注目度がにわかに高まっています.アスペクトとは, 1つの関心事に対応するソフトウェア構成単位です.従来のシステムは,た とえば手続きあるいはオブジェクトという単位をモジュールとして構成され てきましたが,セキュリティ,性能,実行時データ分析などの関心事は,そ れらのモジュールを横断して存在します.それらの記述をモジュールごとに 分散させていたのでは,可読性,保守性,再利用性がきわめて悪くなります. そこでそのような横断的関心事をアスペクトとして独立に記述し,それらと 元のシステムを合成することにより,高い生産性と信頼性をもったソフトウ ェア開発を行う,というのがアスペクト指向ソフトウェア開発の基本的な考 え方です. AOPが普及してきた要因の一つに,AspectJというJavaベースの言語とその 処理系が公開され,広く使われるようになったことを挙げることができます. さらにアスペクト技術はプログラミングレベルだけでなく,分析・設計時の モデルとして用いられるようになってきました. このフォーラムではAOP研究の第一人者の一人である増原英彦さん(東京 大学)に,まずAOPの全体的な見取り図を話していただきます.増原さんは この3月にボンで開かれたアスペクト指向ソフトウェア開発の旗艦国際会議 AOSD 2006のプログラム委員長を勤められ,またAOPに関して日本語で読める 優れたチュートリアルを書かれています(「コンピュータソフトウェア」誌 2006年4月号). また,実践の場で先駆的にAOPを取り入れた仕事をされている山根英次さん に,その経験に基づいた応用の可能性についてお話いただきます. ***************** 開 催 要 領 ***************** 1.日時:5月17日(水) 13:30〜18:00 2.プログラム 13:00 - 13:30 受付 13:30 - 14:30 講演:“AOP入門” 増原英彦(東京大学) AOPは, Java の拡張である AspectJ 言語や、AspectWerkz, JBoss AOP, Spring AOP のようなフレームワークによって容易に利用できる ようになり、大きな注目を集めています。本講演では、AOPがどのよ うなものであり、どのようなメリットがあるのかを AspectJ 言語を 中心に解説します。 14:30 - 15:30 講演:”あなたの知らないAOP” 山根英次(スーパーグラフィックス) 近年、AOPという言葉は特に目新しくなくなってきた感はありますが、 その適用範囲はまだ局所的でAOPの魅力を十分に表現しきれていない のではないでしょうか? 本講演では、ある意味邪道(?)ともいえ るような AOP の適用方法を AspectJ を用いた実装例を踏まえて解説 します。 15:30 - 16:00 Coffee Break 16:00 - 18:00 討論:アスペクト指向技術の役立ち方 コーディネータ: 玉井哲雄 (東京大学,SEA 常任幹事) パネリスト: 上記講師のお2人+小林修 (SRA, SEA 幹事) 3.会場: 全国情報サービス産業厚生年金基金(JJK)会館 7F B会議室 (東京都中央区築地4-1-14) http://www.jjk.or.jp/info/guidemap.html 4.定員: 30名 (申込み順,定員になり次第,受付を締め切ります) 5.参加費: SEA 正会員 2,000円 SEA 賛助会員 3,000円 一般 4,000円 6.申込み方法: 下の申込み票に必要事項を記入し,SEA事務局 sea@sea.or.jpまで e-mail(テキストメールのみ: HTMLや添付ファイルは不可)でお 申込みください. 折り返し受付確認の mail を返信します.当日会場1階の受付デス クで,受付番号とお名前を申し出てください.入館証(バッジ)を お渡しします. 参加費は当日現金でお支払いください.領収書をさしあげます. --------------------------------------------------------------------- *受付終了* SEA Forum May (5/17 @ JJK会館) 参加申込み ( 年 月 日) 氏名:__________________ ふりがな(______________________) 所属:___________________________________________________ 住所:___________________________________________________ 電話・FAX:________________ / ________________________ E-mail: _____________________________ 種別(いずれかにチェック・記入): □ SEA会員(No: _________) □ SEA賛助会員 (会社名: _______________________________) □ 一般 この Forum をどうして知りましたか? □ SEA からの案内で □ SEA の Web Page (http://www.sea.jp) を見て □ IPA-SEC からの案内で □ ML(メーリングリスト)で (ML 名:_________________________) □ その他(知人からの紹介 etc):___________________________ *注:賛助会員企業一覧:http://www.sea.jp/sanjo.txt -----------( Mail to: sea@sea.or.jp テキストメールに限る )-----------